腐敗臭にまみれる音楽のマ・ワ・リ。その嫌な臭いを,取り除こう!
電子フロンティア財団(EFF)が,音楽の楽曲を配付するための新しいライセンス「オープン・オーディオ・ライセンス」を公開している。このライセンスでは,配付する楽曲について許可を得ることなくコピー・配布・利用・演奏してもよい代わりに“必ず作者を明記すること”を要求する。
無料で自分のラジオ局が作れるlive365.comを,利用する際に知っておかなければいけない,デジタルミレニアム著作権法の条項をあげておく(SHOUTcastでの放送も同じ)。そのラジオは,対話型のサービスであってはならない。聴いている人からこの曲を流してと云われて1時間以内にそれを放送するようなのは禁止。3時間以内に,1枚のCDから3曲以上流してはいけない。また同じアーティストの曲を4曲以上流してはいけない。放送する曲のプログラムガイドを公開したり,事前に特定の曲が流れるよと宣伝してはいけない。云々云々。
これはもちろん米国の楽曲に適応される(日本の楽曲についてはじゃすらくに逝ってください)。ただ,考えてみよう。同じ音楽で,上記のような条件でのストリーミングが認められている世界と,そうでない世界があるのはなぜだろう? 自分の買ったCDを利用するのに,さらに金銭を要求されるというのはどういうことだろう? テープに録音して友人に渡すのは誰も止めなくても,MP3には噛み付いてくる人たちの意図はなんだろう? もし,賢いアーティストがオープン・オーディオ・ライセンスの素晴らしい楽曲を作ったとしたときに,私たちは躍起になってナップスターでその曲を探し回るだろうか? …そう,音楽は腐っている。いや,音楽の周りにいる金のことしか考えられない者たちによってぼろぼろに腐っている。私たちは明確に,権利を有する者との関係の中で,音楽を使うことを欲する。あいだに入っている,こそ泥のような連中は無視していい。音楽について,1から考え直そう。(I'm writing in response to the influence of LYCHEE SOUNDS,MIDIに対する課金について→2ch研究 6/26)(MIDIについての過去記事)
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